iPhoneのバッテリーに関してこれだけは知っておきたいこと

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メーカーで電気製品を設計しているという職業柄、バッテリーに関しては一般人よりは詳しいはず。
何度か周辺回路も設計したし。


今では一般的になったリチウムイオンバッテリーなんだけど、
ベストな使い方に関してはあまり知られてないんだよね。

そこで、いつかエントリーしたいと思っていた
「すぐに使えるリチウムイオンバッテリーの知識」を。
といっても、バッテリーを使うときに気を使うのはたった2点。
この使い方を守るだけで、かならず寿命は延びる。




其の1「熱に対して敏感になるべし!」


リチウムイオンバッテリーはとても熱に弱い。
一般的な保証温度は周囲温度で45℃くらいかな。
筐体設計も常に熱との戦いになる(笑)


にもかかわらず、バッテリーは放電時にも充電時にも熱を発生する。
ということは、放電と充電を同時に行うと熱は倍になる。

携帯電話やiPhoneをACアダプタでコンセントに繋いだまま、
ゲームとかで遊ぶ行為はバッテリーにとっては最悪。
バッテリーが膨らんじゃったりするのはこれが原因のことが多い。


ただ、全てのバッテリー機器でダメな訳じゃない。
それを確認する手段がこれ。



バッテリーを取り外せる機器はバッテリーを外してからACアダプタで接続してみる



この状態で起動する機器は、ACアダプタ接続時にバッテリーを放電に使わないので
充電中に機器を使用してもバッテリーに過剰な負荷がかからない。(本体の発熱はどうしようもないけど)
ノートパソコンやDSなんかはこうなってる。

この状態で起動しない機器は、ACアダプタは充電にしか使えない。放電はバッテリーからになるので、ACアダプタをつなぎながらの使用はバッテリーにかなりのダメージを与える。
携帯電話やiPodはこれ。

 ごっついケースなんかつけてると熱がこもって目も当てられない。


さらに過酷な状況は車の中。
特に電源をシガーソケットから取りながらだと、充電と放電に車内の温度が加わって、
バッテリーにとって最悪な環境。ちょっとお勧めできない。


自分はバッテリーがへたった古いiPodを車内で使うようにしてる。




其の2「できるだけ30-70%で終わるべし」


リチウムイオンバッテリーの中身はケミカルだ。
繰り返し充電できるから可逆変化なわけなんだけど、
ケミカルである以上、安定した領域と不安定な領域がある。

充電が0%や100%なんか状態は端っこの状態なので不安定だ。
放置しておくと不可逆変化が起こりやすい。
比べて30%-70%というのは真ん中の状態なので安定している。

短時間ならそんなに違いは無いけど、長時間放置しておくときの劣化度合いは後者の方が明らかに遅い。
新品のリチウムイオンバッテリーが中途半端に充電されてるのはこのため。
だいたい自然放電も考慮して40%くらいで出荷されてるはず。


デジカメは旅行で複数の電池をフル充電し持っていって、使ったまま放置ということが多い。

電池を2個持っていったのに1個しか使わなかった場合、0%と100%の電池を持って帰ることになる。
このまま棚にしまってしまうと、バッテリーに良くない。
この場合は、電池が50%を切ったあたりで次の電池に取り替えるといい。

携帯電話でも常にフル充電するより電池が2個になったくらいを維持してるのがちょうどいい。



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といろいろ書いた訳だけど、
電池を持たせるために利便性を損なうのは本末転倒。


知識として知っておきながら自分の使いたいように使うのが一番。


iPhoneやiPodなら、バッテリー交換すれば外装も奇麗になるしね。
傷があったらダメって、ネットで声を大にして言っている人もいるけど、
iPodとか交換したことないのかなぁ。簡単なのに。

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